TALK
LIVE 04
Talk theme
「 コモンズのシゲキ! 」
「一本の大きな木があり、そこに教える人がいて、教えを受ける人がいれば、それが学校である。」
建築家ルイス・カーンが遺したその言葉をきっかけに、私たち兵庫教育大学が2018年からスタートした青空教室プロジェクトBLUE CLASS。授業やゼミ、ワークショップなど、普通は屋内で行われる様々なアクティビティを屋外に移してみる、まあただそれだけの企画ではありますが、その発想のシンプルさゆえなのか、はたまた、古くて新しい青空教室という形式のもの珍しさからなのか、少しずつ面白がってくれる人も増えてきて、おかげさまで、イベントの企画・運営に大忙しの日々。
でも、その一方で、じわじわ・ずるずると企画のマンネリ化やアイデアの枯渇に頭を悩ませはじめたのも正直なところ。そこでこの度、私ども思い切って初心に立ち返ることといたします。BLUE CLASSのお手本となった神戸のUrban Picnicのお膝元、東遊園地に舞台を借りて、魅力的なコモンズやプレイスメイキングに取り組んでいる多士済々をお招きし、そのお声を拝借しながら、参加者みんなで語り合うトークライブイベント「コモンズのシゲキ!」の開催です!
日 時
2023.2.11 SAT 13:00-17:00
会 場
東遊園地 ラウンジ (神戸市役所南側)
Movie
トークセッション3:コモンズのシゲキ!
| Talk guest |
岡本真氏(アカデミック・リソース・ガイド株式会社)✖️村上豪英氏(一般社団法人リバブルシティイニシアティブ代表理事/神戸モトマチ大学代表)
日 時
2023.2.11 SAT 13:00-17:00
会 場
東遊園地 ラウンジ (神戸市役所南側)
トークセッション2:ローカルのシゲキ!
| Talk guest |
江口由美(映画ライター)✖️高橋勲(元町映画館代表理事)✖️川崎安子(図書館コーディネーター/ローカルナレッジ)✖️高橋武男(編集者/スタブロブックス代表)
トークセッション1:プレイスのシゲキ!
| Talk guest |
永田夏来(兵庫教育大学大学院 准教授)✖️井上太一(マチマ書窓)✖️菊池康介(菊池コーヒー)✖️永井一樹(兵庫教育大附属図書館)
Talk guest
OKAMOTO
MAKOTO
岡本真
図書館プロデューサー(arg代表)
1973 年生まれ。国際基督教大学卒業。編集者等を経て、1999 年、ヤフー株式会社に入社。Yahoo!知恵袋等の企画・設計を担当。2009 年に同社を退職し、アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)を設立。「 学問を生かす社会へ 」をビジョンに掲げ、全国各地で図書館等の文化機関のプロデュースに従事。著書に『未来の図書館、はじめます』ほか。
MURAKAMI
TAKEHIDE
村上豪英
一般社団法人リバブルシティイニシアティブ代表理事
神戸モトマチ大学代表
1995年の阪神淡路大震災の経験から、まちに対する愛着を実感。シンクタンクを経て、村上工務店に転職後に発災した2011年の東日本大震災を契機に、建築業の範疇を超えて、地域を活性化するための諸活動をはじめた。
神戸モトマチ大学、東遊園地の社会実験アーバンピクニック、Street Table 三ノ宮、小学校跡地活用事業NATURE STUDIOなどの活動を経て、2023年4月東遊園地の拠点施設 URBAN PICNICオープンの予定。
TAKAHASHI
TAKEO
高橋武男
編集者(スタブロブックス代表)
スタブロブックス株式会社 代表取締役。1977 年兵庫県加東市生まれ。関西外国語大学卒業。コピーライター、書籍編集者を経て、2008 年にフリーランスの編集ライターとして独立。ビジネス書のブックライターとして70 冊以上の執筆を手がける。2014 年に地元の加東市にUターン移住し、以降、田舎と都会を往復しながらライター活動を継続。2020 年4月21日、加東市にてスタブロブックス株式会社を設立。
KAWASAKI
YASUKO
川崎安子
図書館コーディネータ(ローカルナレッジ)
兵庫県西宮市生まれ。修士(大学アドミニストレーション)。オンラインサロン「local knowledge・本の場」図書館コーディネーター、大学非常勤講師。30年間、大学図書館における学習・研究支援を中心に、司書課程の教学マネジメント、図書館改修、地域連携、産学連携等に従事。ライフワークは国内外の図書館見学。これまでに約40か国800館を訪問。IRI・Library of the Year選考委員。
TAKAHASHI
ISAO
高橋勲
元町映画館代表理事
元町映画館2010年創立以来の映写・経理スタッフ。2019年から代表理事。1971年愛媛県生まれ。2006年から神戸在住。2020年に開館から10年を記念して書籍「元町映画館ものがたり」を出版。10年間でお付き合いのあった映画監督たちに『まっぱだか』(安楽涼・片山享)、『きょう、映画館に行かない?』(小田香、衣笠竜屯、加藤綾佳、切通理作、手塚悟、草野なつか、松野泉、野原位、鈴木宏侑、今井いおり、宇治茶※後者二人はコメントのみ)を製作してもらい、上映、配給した。
EGUCHI
YUMI
江口由美
映画ライター
ライター。関西学院大学文学部卒業後、銀行系コンサルティング会社に勤務。現在はスタジオジブリ「熱風」、月刊神戸っ子、映画専門サイト「シネルフレ」「シネマジカル」にてインタビュー記事、映画レビューを執筆。大阪アジアン映画祭、おおさかシネマフェスティバルに携わっている。2020年8月より元町映画館運営メンバーとなり、書籍「元町映画館ものがたり」を責任編集。甲南女子大学文学部メディア表現学科非常勤講師。
KIKUCHI
KOSUKE
菊地康介
菊地コーヒー / 3rdPlace研究所
1993年東京生まれ。2015年兵庫教育大学修士課程を修了後、青年海外協力隊としてパナマに赴任。二年間の中南米放浪後、自分で歩いた国のコーヒーを専門に扱う「菊地コーヒー」を開業。コロナ禍では国境なき医師団と協力し、クラウドファンディングを実施。その傍らで自分らしく生きれる場の創出を目指した3rdPlace研究所を立ち上げるなど活動は多岐にわたる。現在は「人生を丁寧に」をモットーにライフコンサルタントとして活動中。
INOUE
TAICHI
井上太一
マチマ書窓
震災翌年の神戸に生まれる。雲中小学校卒業。長崎大学中退。現在、神戸大学大学院にて社会教育学を専攻しながら、三月に春日野道駅近くで民間公民館(仮)マチマ書窓を開館する。すきなコモンズは銭湯。名も知らぬ裸の隣人が居たり、あついお湯とか水風呂につかる瞬間はシゲキっぽくて、そういった空間と身体の境界が溶けてなじんでいく過程がすき。
NAGAI
KAZUKI
永井一樹
兵庫教育大学附属図書館
1977年加古川市生まれ。大学時代に太宰治に傾倒したせいか、友達ができず、図書館引きこもりに。社会人になっても引きこもりを続けるべく、公共図書館等をハシゴした後、2003年に兵庫教育大学附属図書館に就職。以後約20年、図書館で引きこもりを継続してきたが、さすがに外の空気が吸いたくなり、BLUE CLASSを提案。
Moderator
NAGATA
NATSUKI
永田夏来
兵庫教育大学大学院
学校教育研究科人間発達教育専攻
生活・健康・情報系教育コース 准教授
1973年長崎県生まれ、家族社会学者。早稲田大学大学院人間科学研究科にて博士取得。家族社会学の観点から、結婚・妊娠・出産と家族形成について調査研究を行う。著書に『生涯未婚時代』(単著)、『入門家族社会学』(共編著)などがある。2018年に企画・運営に参加した「かぞくって、なんだろう?展」は1週間の開催期間でのべ900人の来場数を記録。